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【那位人氣聲優朗讀的名著】 田中理恵×春琴抄(3/3)

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padding-bottom: 100%;">【那位人氣聲優朗讀的名著】 田中理恵×春琴抄(3/3)

書名和作者的名字也需要聽寫。


忽略標點吧,原文中就幾乎沒有標點


両眼

お師匠様

悲嘆

雲う

目しいになる

ご災難

無い

折角

悪企み

定めし

其奴

案に相違する

裏を搔く

鼻をあかす

胸がすく

なんも雲やんな

相擁(あいよう)


書寫方式參考:【聽寫規範】日語聽寫酷聽寫規範(2013年5月版)


あらすじ

大阪道修町(どしょうまち)の薬種商の次女、わがままで美貌の春琴は九歳で失明、音曲(おんぎょく)を學び始める。彼女の身の回りの世話をしていた丁稚(でっち)の佐助も春琴の弟子となる。春琴は二十歳で三味線奏者として獨立、佐助も一番弟子兼世話係として一緒に暮らし始める。ある夜、何者かが家に忍び入り、春琴の顔に熱湯を浴びせ、ひどい火傷を負わせる。犯人は元弟子の利太郎かと思われたが、結局わからなかった。そして、醜い顔を佐助に見られたくないという春琴の思いを察した佐助は、自らの眼を針で刺し、盲人(もうじん)となる。

解説

元祖(がんそ)ツンデレともいうべき春琴。しかもそのツンぶりが悽(すさ)まじい。わがままで超傲慢、すぐ他人のせいにするし、しまいには三味線のバチで毆ったりする。しかし凜としていて気品がある。こういう高貴な傲慢に谷崎は限りない憧れを持っていた。春琴と佐助は、ツンの中に二人にしかわからないデレ狀態がある関係。そのゆがみ具合がガッチリとはまってしまい、お互いに取り替えがきかなくなっている。それはまるで鍵と鍵穴のようだ。春琴の不幸な事件は互いを唯一無二の相手とする関係を加速させた。

あ、ありがとうござりますそのお言葉を伺いました嬉しさは両眼を失うたぐらいには換えられませぬお師匠様や私を悲嘆に暮れさせ不幸せな目に遭わせようとした奴はどこの何者か存じませぬがお師匠様のお顔を変えて私を困らしてやると雲うなら私はそれを見ないばかりでござります私さえ目しいになりましたらお師匠様のご災難は無かったのも同然、折角の悪企みも水の泡になり定めし其奴は案に相違していることでござりましょうほんに私は不幸せどころかこの上もなく幸せでござります卑怯な奴の裏を搔き鼻をあかしてやったかと思えば胸がすくようでござります。佐助もうなんも雲やんなと盲人の師弟相擁して泣いた

鄭民欽 譯
佐助答道:“啊,謝謝。聽到師傅的這一番話,我非常高興。這是用雙目失明也無法換來的。試圖使師傅和我陷入悲傷不幸境地的那個傢伙,儘管不知道他是何處何人,但如果給師傅毀容是爲了讓我遭受痛苦,那我就不再看師傅的臉。只要我也成爲盲人,就等於師傅並沒有遭受這樣的災難,他的惡毒陰謀也就化爲泡影。這是那個傢伙萬萬沒有料到的。說真心話,我不僅沒有感到不幸,反而覺得無比的幸福。一想到我對那個卑鄙的傢伙將計就計,攻其不意而制勝,心裏就非常痛快。”
“佐助,你什麼都別說了!”
失明的師徒二人相擁而泣。

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